日本医療大学 講義紹介「精神看護援助論」(滋野和恵 講師)
看護学科3年生の専門教育科目「精神看護援助論」について紹介します。
同講義は、精神的健康問題を持つ人の状態を理解し、基本的な看護実践方法を学びます。また、統合失調症、気分障害、神経症、依存症、摂食障害などの事例を通して、看護過程の展開方法、および精神看護の基本的技術を習得します。
今回は、4月22日(金)1講時目の講義にお邪魔しました。
この時の講義では、公益財団法人 北海道精神保健推進協会 ここリカ・プロダクション(就労継続支援B型事業所。以下、ここリカ・プロダクション)の利用者・職員の方が訪れ、精神障害に関わる寸劇を披露していただきました。
今回の講義の目的は、精神障害者が体験する世界を理解するということです。精神の病がその人の人生や生活にどのような影響があるのか、病をどう捉えているのかについて、当事者の体験談やディスカッションなどを通して学びます。
「ここリカ・プロダクション」では、利用者が病院や地域で実際に体験したエピソードを寸劇に置き換え、精神障害について理解しやすいように取り組んでおり、今回は同講義で寸劇を披露。その後のグループワークでは、学生たちからの素朴な疑問について応えていただきました。目の前で披露される寸劇やグループワークに、学生たちは真剣に参加していました。
同講義担当の滋野講師は「今回のように実際の利用者の方々の活動を目の当たりにすることで、実感として精神障害について理解しやすいと思う。今後の看護学実習に向けてのステップアップとしてほしい」などと話しています。(事務局 小川)
看護学科:滋野和恵 講師
寸劇の様子
寸劇にあわせてプロジェクターにイメージ画像が投影
グループワークの様子1
グループワークの様子2
ここリカ・プロダクションの橋本達志 管理者