理念

高齢者や障がいを持つ全ての人々が自立し、その人らしく暮らせる地域社会の実現を目指しています。

つしま医療福祉グループ 代表 対馬 徳昭
つしま医療福祉グループ
代表 対馬 徳昭

私たちは、1983(昭和58)年5月に「社会福祉法人札幌栄寿会」(現ノテ福祉会)を設立し、その後各種高齢者施設の設置・経営と21世紀に必要な医療福祉の人材育成のため学校法人を設立するなど、これからの時代を見据え「介護」と「医療福祉の人材育成」を展望した新たな医療福祉グループを形成してきました。

ノテ福祉会では、1984(昭和59)年2月に特別養護老人ホーム幸栄の里を札幌市豊平区月寒に開設して以来、施設の多角化と在宅サービスに先駆的に取り組んで参りました。私たちが開発した「夜間対応型訪問介護」2006(平成18)年や「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」2012(平成24)年は、国の制度となるに至りました。

グループの本拠地であるアンデルセン福祉村(札幌市清田区)では、ノーマライゼーション発祥の地デンマークから学んだその理念を実践するため、総面積7万6千㎡(2万3千坪)の土地にノテ福祉会の各種高齢者施設、日本医療大学の校舎及び障がい者就労支援A型事業所等がコミュニティを形成しています。

そこでは、高齢者施設に居住・通所する高齢者と日本医療大学の学生が日常的に交流し、また障がいを持った人が高齢者施設や学生食堂の調理、高齢者施設の介護及び学校の清掃などに従事し、それぞれが自立した生活を営むというノーマライゼーションを実現しています。

今、日本は4人に1人が65歳以上という超高齢社会を迎え、高齢者への対応が求められています。2014(平成26)年4月に開学した日本医療大学では、医療・福祉の現場と一体になったキャンパスで、日常的なフィールドワークをとおして医療・福祉の知識と技術を学び、世界の課題である認知症についても大学内に認知症研究所を立ち上げ研究を推し進めているところです。

ノテ福祉会は、介護が必要となったときでも住み慣れた地域で暮らし続けたい、そうした人々の願いを実現するために、数々の挑戦を行ってきました。その一つが「アセスメントステイ」です。高齢者のニーズを的確に把握するため、短期間(3日〜7日間)施設に入所して多職種によるアセスメントを行い、一人ひとりの心身の状態やライフスタイルに合わせた具体的なケアプランを提案しています。また、日本の大きな政策の柱である地域包括ケアを全国に先駆け「特別養護老人ホームを核としたノテ地域包括ケア」として開発・実践してきました。この試みを札幌のみならず東北・関東においても実践する準備を進めています。

私たちの使命は、こうした挑戦と実践をとおして、「ノーマライゼーション」の実現を目指し、「豊かな高齢社会の建設を目指して」邁進していくことだと考えます。