日本医療大学 熊本地震災害支援に参加しました
この度の熊本県を中心とした地震により、被災された多くの方々に心からお見舞い申し上げます。
4月中旬に発生した熊本地震への支援のため、4月29日から5月2日までの4日間、熊本に行って来ました。今回の活動は、JRAT(ジェイラット/大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)によるもので、北海道からは医師1名、看護師1名、理学療法士2名でチームを組み、全国から集まったチームと協働して活動してきました。
災害時において、理学療法士はどのような役割を果たせるのか?と疑問にもたれる方も多くいらっしゃると思います。
災害の種類や時期によっても活動内容は異なりますが、今回は避難所へ赴き、自宅から避難所での生活に大きく環境が変わったことなどによる生活不活発病(「動かない」(生活が不活発な)状態が続くことにより、心身の機能が低下して、「動けなくなる」こと/ 参考;厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001927p-att/2r985200000192vw.pdf)の予防のための環境調整や集団体操、また、現場の様子をJRAT熊本本部に連絡し、チーム派遣の調整を図りやすくすることなどをしてきました。(写真は毎晩行われるJRAT熊本本部でのミーティングの様子で筆者が撮影しました。)
毎晩行われている会議の様子
熊本県の医療施設は概ね稼動しておりますが、そこで働くスタッフの方や市町村の職員も被災された方が多くいらっしゃいます。自身の生活も不安定なまま、不眠不休で仕事を行うにはかなりのストレスがかかります。現地の方とも良く連携をとり、ニーズをしっかりと捉えて活動することの重要性を再確認してまいりました。
(理学療法学専攻 木原由里子)