日本医療大学

作業療法学専攻における実技の授業を紹介します

作業療法学専攻には、「評価学演習」という科目があります。評価は、人の心身の状況を正確に捉えて、患者さんが困っていることやその原因を明らかにするために欠かせません。作業療法学専攻における「評価学演習」の科目は4つの科目に細分化されています。その中の「作業療法評価学演習(骨・関節系)」の紹介をします。

 人の体は、加齢や病気によって動きにくくなることがあります。その時、作業療法士は、そもそもその人の関節がどれくらい動くのかを正確に捉えなければなりません。このため、作業療法士は、人の関節がどのように動くのか?どれくらい動くのか?を学習します。そして、実際に正確な運動方向に向かってどれくらい関節が動くのかを角度計を用いて計測します。この科目では、その演習を行います。

 写真は、うつ伏せに寝ている学生の腕は、反らす方向にどれくらい動くのか?を教員と一緒に計測しています。もう一つの写真は、ベッドに寝ている学生の左の肘の関節がどれくらい動くのかを教員と一緒に計測しています。

 学生は精一杯練習しています。学生は、2月に臨床実習があります。臨床実習指導者の指導のもと実施し、学生が最近使用する“リアル”を実感してくれるとありがたいと思っています。
(作業療法学専攻 合田央志)

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教員と一緒に肩関節の移動範囲を計っている様子

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教員と一緒に肘関節の動く範囲を確認している様子

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