日本医療大学

生涯学習講座「認知症サポーター養成講座」を開催しました。

アンデルセン倶楽部事務局は5月28日(土)、札幌市月寒公民館で「認知症サポーター養成講座」を開催しました。会場には地域の方々54人が参加されました。

 この日は、講座に先立ち、日本医療大学 認知症研究所 傳野隆一 所長(日本医療大学 学長)が認知症について特別講演を行いました。
 講演では認知症の症状を分かり易く解説し、高齢者の増加に伴い、増える傾向を示しているアルツハイマー病についてCT画像などで解説。認知症診断の簡易テストを紹介しながら、参加した方々にもテストを実施し、「全員心配はないようですね」との傳野学長の言葉に参加者からは安堵の笑い声が出るなどしていました。

 後半の認知症サポーター養成講座では、認知症サポーター養成講師の資格を持つ、日本医療大学 認知症研究所 小林孝広 研究員(社会福祉法人 ノテ福祉会 特別養護老人ホームとよひらの里 施設長)が札幌市の統計から認知症と認定されている高齢者数等を紹介。
 認知症の方の心理として「誰よりも苦しく、悲しんでいるのはご本人」と実際の事例を交えて紹介。接し方として「症状を理解し、さりげなく自然に接するのが一番」とポイントをあげ、1人でも多くの方に認知症を理解してもらい、認知症サポーターになって欲しいと訴えて、講座は終了しました。

 参加者はオレンジリボンを受取り、新たな認知症サポーターが誕生しました。(事務局 小林)

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特別講演する傳野 所長

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認知症サポーター養成講座を実施する小林 研究員

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会場の様子

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