5つの基本柱
高齢者介護
特別養護老人ホームを“核”とした
「ノテ地域包括ケアシステム」による在宅の中重度高齢者の自立支援
ノテ福祉会は、「特別養護老人ホームを“核”とした地域包括ケア」の構築を目指しており、「小規模多機能型居宅介護」及び「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」が在宅中心のサービスであるとの考えから、札幌市内の五地域本部と仙台本部、東京本部において積極的な事業展開を行っております。
現在、国内外から我が国で最も進んだ地域包括ケアシステムとの評価を受け、さらに深化させ完成を目指しています。
医療と福祉の人材育成
日本医療大学を医療福祉系の総合大学に発展させ社会に必要とされる
医療・福祉の人材育成を推進
2014(平成26)年4月に日本医療大学を開学し、保健医療学部看護学科を設置。2015(平成27)年4月にリハビリテーション学科の理学療法士専攻と作業療法士専攻、2016(平成28)年4月診療放射線学科、2021(令和3)年4月臨床検査学科を設置しました。2022(令和4)年4月には、臨床工学科が加わり、5学科となります。日本医療大学月寒本キャンパスと同一敷地内には、日本医療大学病院、介護老人保健施設日本医療大学病院リハビリ、看護小規模多機能型居宅介護日本医療大学病院月寒東を擁し、医療施設、介護・福祉施設、在宅にいたるまで、あらゆる構成のチーム医療をより実践的に学ぶ環境が整いました。 アンデルセン福祉村内の真栄キャンパスには、2022(令和4)年4月から総合福祉学部を設置し、介護福祉マネジメント学科・ソーシャルワーク学科の2学科が新設され、医療福祉系の総合大学として人材育成に取り組みます。
障がい者と高齢者の就労支援
障がい者の就労支援と高齢者の就労機会提供をとおし、
障がい者の社会的自立と高齢者の雇用確保を支援
ノテ福祉会では就労継続支援A型事業所「なかま」真栄、豊平を開設し、障がいのある方が高齢者施設の介護・清掃業務やセントラルキッチンの調理業務、日本医療大学校舎の清掃業務などに従事しています。高齢者の就労機会提供は、NPO法人シニアアクティブが担い、職員200名超のうち60歳以上が8割おり、アンデルセン福祉村の施設管理やノテ福祉会の利用者送迎、介護タクシー(ノテケアタクシー)乗務などで元気に活躍しています。
また、「ココルクえべつ」では、障がい者が自らの能力をいかんなく発揮し、まちの中心的存在として活き活きと活躍できる共生のまち実現を目指します。
温泉を活用した新農水産業の開発
トラフグ養殖事業による高級食材の一般化を推進
ノテ福祉会では、就労継続支援事業の一環として、障がい者の通年雇用を目的に、アンデルセン福祉村の敷地内に自噴する温泉水を活用しトラフグを2,000匹養殖しています。
給餌や水質管理、清掃等の業務は、グループの就労継続支援A型事業所に勤務する障がい者やNPO法人の高齢者が従事し、「極上の養殖トラフグ」を身近な食材として北海道に普及していきます。
またココルクえべつの敷地内にもノテ福祉会が運営する養殖場と同規模の温泉トラフグ養殖場を、就労継続支援事業の一環として日本介護事業団が建設し、隣接するレストランで鮮度抜群のトラフグコース料理を通年でご堪能いただけます。
まちづくり
グループの総合力を発揮し、
誰もが互いに支えあいながら暮らす共生のまちを実現
北海道は2010年に551万人だった人口が、2040年には419万人になると推計されており、且つ、道内全ての市町村で減少するとされています。グループ9法人が運営している高齢者介護事業、医療・福祉の人材育成事業、障がい者就労支援事業、高齢者雇用促進事業、養殖事業など多様な法人構成によるグループの総合力で、子どもや若者、障がいのある方、高齢者、外国人など多様な主体が交流し、住み慣れた地域で生涯安心して心豊かに暮らすことができる地域共生社会づくりを進めます。